安田くんに幸あれ!

あなたが幸せならわたしも幸せです。

ただおってくれるだけでいい。

タイトルは安田くんが雑誌の中ですばるくんという存在について語っていた中の言葉。

“そこにいるだけでいい”

それくらい彼の存在はすごかった。

 

そんな凄い彼は昨年、2018年4月15日に脱退記者会見をし、同年7月15日に長年メインボーカルを務めていた関ジャニ∞から脱退し、同じく同年12月31日でジャニーズ事務所を退所した。

思い返さずとも、あの3ヶ月間、そしてGR8ESTツアーが始まってからもすばるくんを想って泣いていた日々は死にたいほど辛かった。

なんで関ジャニ∞じゃダメだったんだろう。なんで最後に7人の関ジャニ∞を見れないんだろう。なんで、なんで、そんな気持ちばかりで本当に1ヶ月ほぼ毎日日中は死んだ顔で働いて、夜はベッドの中で泣いていた。

同時にしょーちゃんの骨折の件もあって2倍しんどかったな。

 

 

わたし的初日のGR8EST 7/21 名古屋公演。そこで初めて6人の、新生関ジャニ∞を目の当たりにした。涙が止まらなかった。すばるくんがいないということはこういうことなんだと痛いほどに実感した。すばるくんのパートを他のメンバーが歌ってるときが1番苦しかった。でもGR8ESTツアーが進んでいく中で、6人でも大丈夫だと彼らは教えてくれた。正直彼がいなくなったあとの穴はとても大きい物だった。でも6人はその穴をみんなで埋めあって、前に進んでいた。彼ら自身も苦しかったのに先頭に立ってわたし達ファンを引っ張ってくれていた。

 

そんな6人を見て、わたしは過去に縋るのをやめた。

関ジャニ∞の中にすばるくんを探すのをやめた。

いつからか6人の関ジャニ∞関ジャニ∞になった。

 

 

 

2019年2月28日。すばるくんのWebサイト「渋谷すばるです。」が見つかった。誰がどうやって見つけたかなんて知らないが、そのサイトはすばるくんの周りにはちゃんとした大人がいて、そういう人たちがきちんと運営しているとTwitterで呟いている人を見た。メンバーや仲の良かった後輩の橋本良亮くんが連絡をしても返ってこないと言っているのを知っていたから、すばるくんが元気にやっていると知れて素直に嬉しかったし、安心した。

同年3月9日。「渋谷すばるです。」が更新された。その文章と動画で彼がカンボジアにいることが分かった。今思えば当時のわたしはカンボジアにいる事実に何か引っかかっていたと思う。でもやっぱりすばるくんが元気でやっていることが嬉しくて、それほど気にも止めなかったんだろう。

 

そして、2019年4月26日渋谷すばるが本格始動するという知らせが入った。出勤前の忙しい時間だったということもあり、とりあえずすばるくんが更新した!といつも通りTwitterやグループラインで共有した。でも蓋を開けてみたらいつも通りではなかった。

ソロデビュー発表、世界進出、公式ファンクラブ「Shubabu(シュバブ)」の設立、自主レーベル「World art」の設立、秋にはそのレーベルからCDリリース。

 

「なにごと…?」

起きたての脳ではどうにも処理が追いつかないそんな中見つけた文章で今回わたしがはてブを書くに至る感情が生み出されることとなった。

 

 

 

サイトには世界各国よりアクセスがあり、日本だけでなく国境を越えて活動していきたい、という彼の気持ちに賛同した世界3大レーベルのひとつで、全世界にネットワークを持つワーナーミュージック・ジャパンが全面的にバックアップ、「World art」より作品を発表していく。

 

ワーナーミュージックジャパン?待って、ワーナーミュージックジャパン?え、あのワーナーミュージックジャパン?頭の中で何十回もワーナーミュージックジャパンを繰り返した。多分今まで生きてきた中で1番ワーナーミュージックジャパンと言った日だと思う。

あのワーナーがすばるくんに力を貸すの…?

すばるくんごときにだとかそんな否定的な意味で言ってるわけじゃない。わたしが思い描いてた未来とあまりに違いすぎたが故に1番に出た言葉だった。意味が分からなかった。

あれ…すばるくんがジャニーズを辞めてまで目指したものってこんな簡単に得ることが出来るの…?いやまだスタートラインに立っただけなんだろうけどそうじゃなくて、わたしの思い描いてた未来というか渋谷すばるの今後は、

記者会見の時に言っていたように、英語を学ぶために英語圏に行って、そこで英語を習得しながら路上で唄を歌ったり、現地のライブハウスやBARで歌ったりして彼のことを知らない人ばかりの土地で人気や知名度を少しずつ上げて、数年後海外でも名の知れた存在になって日本に帰ってきて、っていうのを想像してた。

まあ日本であれだけ活躍していたんだから名の売れていないシンガーソングライターと同じスタートラインってことはないよなとこれを書きながら思ったからわたしの思い描いてた未来は自分でもそんなわけないだろとツッコミたくなるが、いやそれでもよ。それでも、ワーナーミュージックジャパンがパックアップをするということはそもそものスタートラインの時点で関ジャニ∞と差ほど大差ない位置だと思うわけ。え、違くない?それは違くない?なんか違うよね…?BIGになって帰ってこいよ!くらいの気持ちだったよ?そもそもトントン拍子に話が進みすぎじゃない?もっと数年後の話だと思ってたよ?え、早くない?まだ会見して約1年、事務所退所からは半年も経ってないよ?違う違う違う違う。思ってたのと違う。分からない、なにこれどういうこと。

 

そんなわたしにとどめを刺したのは、

早くみんなに会いたい

早くライブがしたい!

早く歌わせろ!!!

彼自身の言葉だった。

 

 

 

あーーーーーーーーーーそうか。そうか。そうか…。うん、そうだね。わたしはジャニーズ事務所所属 関ジャニ∞のメンバー渋谷すばるのファンでもなければ、人間 渋谷すばるのファンでもない。所詮わたしは元同グループの他メンバーのファン。きっと多分わたしは、関ジャニ∞というグループ自体が大好きで、そこにいるメンバーみんなが大好き。つまりは関ジャニ∞渋谷すばるが大好きだった。すばるくんの呼ぶ「ヤス」が好きだった。すばるくんから聞くしょーちゃんの話が好きだった。やすばにしか出せない空気感が好きだった。すばるくんが、しょーちゃんが。結局そういうこと。人間 渋谷すばるが嫌いなわけじゃない。でも好きかと聞かれるとうんとは言えない。だって彼が関ジャニ∞だったから好き、なんだと思うから。

8割がお祝いムードの中、わたしがこんな想いなのは違うのかな、そう思った。でも少ないけど同じ気持ちを抱いてる人はいた。すばるくんファンにももちろんいた。でもね、苦しいの。素直におめでとうって言ってあげられない自分が泣けてくるほど嫌なの。なんで?なんでわたしは素直におめでとうって言えないの?ごめん、ごめんね。

 

すばるくん本当にごめんなさい。

いつか、心から「おめでとう」って伝えられるように少しずつだけど咀嚼して飲み込んでいきます。

 

7人の関ジャニ∞を忘れたわけじゃない。

でもここからは本当に関ジャニ∞渋谷すばるの2つの道。

正直すぐに共演したりっていうのは喜べないけど、いつか、いつかはね、また7人一緒に見れたらいいな。